2011年10月9日日曜日

投資と消費

openGion は、社内システムの開発のためのフレームワークとして生まれたのですが、やはり、一般的な請負開発とは、根本が違うような気がします。

まず、社内開発の場合、顧客=親会社、または、関連会社ということもあり、要求そのものは、比較的「なあなあ」なところがあります。
つまり、要件定義を行って開発は始めるのですが、途中でも後からでも、追加要求が来ます。契約とか、約束というものは、あまり通じません。当然、完全に追加仕様などは、料金を上乗せしますが、同じグループ内会社のことですから、経営から見ると、右のポケットのお金を左に移すだけなので、本当に必要・効果がある要求なら、対応するのが当たり前という考えです。

逆に、システムの出来が悪くて使えない場合、裁判で賠償金を請求することもありません。やはり、やり直しになります。やり直し費用を自腹で持っても、今度は左のポケットのお金が出て行く(といっても社員の給料にですが)だけですけど。

よって、お互い、(発注側も受注側も)妥協と要求を繰り返しつつ、ベストな着地点を目指します。これはこれで、案外良いと思っています。

問題は、その要求が、現場サイドから上がってくる場合(というか、ほとんどがそうですけど)最初の方針や要件と離れていることがままあります。
なぜなら、方針や要件は、経営側の要求であり、改善要求は、現場からの要求なので、種類が異なっています。

判りやすく言うと、経営側は、システムに、「投資」しているので、目的は「回収」です。ところが現場は、「消費」の観点から要求してくるので、趣味の色合いが濃くなります。

例えば、使い勝手の向上が要求の場合、「投資」であれば、その機能の開発にいくらかかり、それによって、何時間の時間短縮ができるので、何年で元が取り戻せるか、が基準です。担当者1名が年2回のたな卸しで、1回、8時間の時間短縮ができるとして、5年で、80時間=0.5人月の工数削減になりますが、それを、1人月かけて開発するか、という計算が行われます。
経営判断では、NO ですが、担当者から見ると、毎回毎回、邪魔くさい作業をさせられていると考えていますので、改善してもらいたいところです。

こういうケースで話し合いになると、結局、対応することになります。

経営判断的にはNGでも、社内システムという観点では、まあ、やってあげてよ、という感じになります。

※ 経営側としては、その担当者がシステム化で空いた時間を有効活用し、もっと建設的な仕事をするという理論で、「投資」しているという判断です。それが本当なら、良いのですけど・・・・

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